〜天野 鷹ラクガキサイト〜

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天野 鷹制作秘(めてない)話

日記をつけるほどでも、ブログを書くほどでもないが、作業過程にネタもあれば、叫び(笑)もある。
真面目な話も笑い話もごった煮で散文を…。
たぶん笑い話が9割だろうな。(笑)
あ、でも関係者的に笑えない話が笑い話になったりするからな〜。

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まずは思い出話。

天野の初めての『仏画』モドキはと言うと…。
たしか、中学生の時の夏休みの宿題で観音さんの絵を描いたなぁ。
2枚描いたんだ、夏休みの宿題では。
そんでもって、その時の絵は一枚は美術の先生に貰われて、一枚は校長室に飾って卒業しました。(笑)
校長が代わった後はどうなったかなぁ。
この最初に描いたものは仏画というより観音像の写生だったんで、もちろん立体的な塗り方。
1枚は顔をメインに描きたくて、胸像。
もう1枚は全身。
これがなんとも、中学生の使う水彩絵の具です。
金色の絵の具使いまくりでした。(笑)
ちなみに背景は何故か桃色だったような気が…何を考えていたんでしょう?(笑)
…と、なんでかそういうのを描くのが好きだったようですね。
仏教徒ではないのですが…(笑)
あ、関係ないけど小学生のとき工作で『お面』を彫ったことを思い出した。
皆がお面と言えば鬼…って感じで、カラフルで表情豊かなお面を制作している中、
天野は能面のような感じの『微笑み』のお面を必死に彫ってました。(笑)
シンプルだからこそ、難しかった。
今考えると、それってデスマスク?(笑)
小学生には過ぎたテーマだと気づかなかったのが敗因ですね。
見事に無残な結果になりました。(笑)

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それから、キッカケのお話。

その後に1枚胸像のクロッキーを描いたかな?
今に繋がってるものじゃなくて、単発の思いつきな絵でしたね。
だから実際のキッカケは、ちゃんとした人に師事して、顔彩で描いている伯父の影響です。
伯父は『仏画』を描いていました。
天野は『仏画』は描きたくなかったのです。(笑)
いやなんとなくのっぺりした絵が好きじゃなくて…。(笑)
でもモチーフとして興味を持ったわけですよ。
天野ならこう描く、っていう風に。
で、一晩で描いて…。(笑)
マンガチックと言うか、立体的に描きたいので、『仏画もどき』
それが習作。
心残りのある1枚になったのが、第二作を描く縁になったというか…。
ちょうどイラストボードなんかも手近にあったし。(笑)
一瞬考えたのが漫画画材を使って仕上げることだったんだけど、イラストを描きたいわけじゃなくて、
なんか『絵』が描きたかったんだよね。
だからやっぱり水彩絵の具で。
3枚描いたら気が済んで、しばし放置期間が…。
そして何を思ったのか『思惟菩薩』を描き上げてしまった。
ここでちょっと燃え尽き。(笑)
数年は手付かず。
これが絵画サークルへの誘いを受けて、グループ展に出品作を描くことになって、
描きたいモチーフがこれしか思い浮かばなかったのが運のツキ。(笑)
しかも、1回で終わるハズだったのに、翌年のグループ展でも他のモチーフが浮かばなかった。
これで本決まり。
天野のモチーフ&作風が『飛天』になったというわけです。
ちなみに人には『天女』と言います。
そっちの方が通じるんで。(笑)
菩薩とか観音とかの差がイマイチではあるものの、参考資料に沿って菩薩を描くこともありますが、
こっちがメインになると「仏画」に近くなるので、あくまでメインモチーフは『飛天』で。

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2004年のグループ展制作秘話

1週間で作品9点。
ありえん…。(笑)
ちなみに打診受けたのは1ヶ月以上前。
作品出品と絵画サークル入会の同時勧誘を受けたのだったり…。
以前から知ってたサークルであり、主催は友人から紹介されてすでに長い画家さん夫妻だったので、
迷わず受ける。
ハヤマッタかも?(笑)
地元で年に1回、年末にグループ展が開催されているわけで…。
ここ数年そのグループ展を見に行ってなかったものだから、
何をどれだけ描いたらいいのかわからずに訊くと、
『何枚でもいいのよ、描けるだけ描いて。』
なんて言われちゃったもんだから、目標10点。
これが蓋を開けてびっくり。
1枚しか描いてない人もいるやん!(笑)
実際、アットホームな絵画サークルで、絵以外でも『創作』であればなんでもOKなのであった。
ちなみにわからないことだらけの天野はちゃんといろいろ訊いて制作に取り掛かろうとしたわけで、
え?最低1枚B1サイズの作品?
パネルに水張りして描こうと思ってたんだけど、持ってないよB1なんて。
そこで思い至ったのが、A2を2枚描いて、A1の作品にすること。
こうして出来たのが『蓮華-renka-』
すでにこの時には『飛天』シリーズを描く気になってましたね。
グループ展のテーマは『ファンタジー』だそう。
天野が描こうとするものとはかけはなれたテーマな気が…。
そこで『亜細亜幻想〜アジアンファンタジー〜』っていうシリーズ名をつけてみる。
ふふふ、自己満足。(笑)
知らなかったんだけど、この『テーマ』ほぼ9割のメンバーが無視しちゃってました。(笑)

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2005年のグループ展制作秘話

『飛天』シリーズは去年のみの単発のつもりだったんだけど、
いざ描こうと思った時、描ける『絵』はこれしかないってことに気がついた。
他のモチーフを選ぶと、イラストか漫画絵になりかねん。
かと言って、描きたくもない写生や静物画には食指は動かない。
これはもう、諦めて天野の生涯モチーフにするかな。
ついでにいつの間にか、天野母が応援し始めていた。(笑)
むか〜し、こっそり漫画描いてた頃には「そんなもんばっかり描いてまわって…」と言ってた母が、
「まだ描きよらんが?はよ描かないかんがやない?」と。(笑)
そうだろそうだろ、なぜかジジババ受けがいいんだ、この絵は。
ちなみに今年はB1パネル買いました。
高い…。
水張り、大変…。
去年は1週間で9作品。
今年は10日で13作品。
あんまり変わらん。(笑)
2ヶ月も前から「今年は制作期間が2ヶ月もある!」とほざいていた天野。
結局、〆切間じかにならないと、エンジンはかかりませんでした。

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2006年春の合同展制作秘話

『春の合同展』なるものがあることを聞く。
描くかと訊かれて「描く」と答えた。
描きたかったわけじゃない。(笑)
期限っつーか、〆切でもないと、新作はいつになっても出来ないような気がしたもんだから。(笑)
そんなわけで、ちょっとがんばってみた。

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2006年夏の「コテンコテン展」

天野所属の絵画サークルの夏のグループ展。
地元公民館のロビーに展示。
期間は10日間くらい。
ちなみに出品作品は2点以上。
天野はぎりぎり2点。
締め切りもぎりぎり。(笑)
毎回、今度こそ気合を入れてじっくり描こう…と思うのだが、なぜかやっぱり間際になって徹夜するハメに。
下書きするときだけ参考資料を開く。
彩色はまるっきりオリジナル。
思いつきで色を混ぜ、塗る。
そんでもって、後で後悔。(笑)
今回の反省は、肌の明暗をもう少し付ける…かな?
いろいろ課題は山積みなんだけど、急に全部は出来ないから、すこしづつ改善していこうと思う。

供養観音は、参考資料のポーズがそのままなんで、悩まなかったんだけど、もう一枚の方にはきちんとした名称がなく悩む。
参考資料が「敦煌」の壁画の写しなんで、「○○窟菩薩」なわけだ。
水皿を持っているので、ブルー系で塗ることにしていた。
じゃ、前にも使ったけどもう一回「水月観音」ってことで。
今回は2枚ともB2に描いたんだけど、やっぱりでかい。
これの半分くらいが描きやすそう。
じゃ、次はそのくらいのを描こう。


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水彩絵の具の話

今のところ、飛天シリーズの画材は小学生が使うような絵の具である。(笑)
透明水彩とかじゃない、ただの水彩絵の具。
補充は100均だったりもする。(笑)
主線はいわゆるミリペン。
0.1とか0.05とかの顔料水彩ペン。
にじまないようにね。
「油絵描かない?」とか「アクリル絵の具使わない?」
って聞かれたりするんだけど「使わない」(笑)
こだわりっていうほどのこだわりはないんだけど、
自分的にまだ思うようなものが描けない状態なんだよね。
頭の中にある、表現したいものを紙に写し取れてないっつーか。
そんなわけで、今のところ、水彩絵の具。
描きたいものは「繊細さ」の向こうにあるから、
水彩絵の具が合ってると言えば、合ってるともいえる。

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2006年のグループ展制作秘話

秘するほどの話があったかな〜?(笑)
初めて額装してみた。
ちっちゃいやつ。
昔から、小さいものって好きなんだよね。
だから、ついうっかり一目ぼれした額を買ってしまって…。(笑)
それにあわせた絵を描いてみた。
今年一番のお気に入りかな?
あとは、CG画も初お目見え。
以前から試したかったことなんで、満足。
ハガキサイズだけどもね。(笑)
ちなみに今回が一番作品数が少なかったり〜。
描き下ろしは4点?
まじか?
出品数は8点。
夏に描いた2点と、CG画2点で水増し。
あ、そうだ。
あと2点下書きして仕上げてないのがあるから少ないんだ。(笑)

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2007年春の合同展制作秘話

『飛天乱舞』なる切り文字使用。
B1サイズを横使いで。
今回の初試みは…切り絵ならぬ、切り文字。
中華っぽい上に、黒い紙を使用することによって、メリハリが生まれる。
ブルーを基調に飛天を左右から配置。

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2007年夏の「コテンコテン展」

天野所属の絵画サークルの夏のグループ展。
地元公民館のロビーに展示。
期間は10日間くらい。
ちなみに出品作品は展示パネル1枚分。
大きい作品なら、枚数は少なくてもいいが、小さいならたくさん。
天野はそこそこのサイズで。(笑)
いつものごとく、なかなか描く気になれず、ブログに愚痴らしきものが…。(笑)
夏、お盆の時期が、開催期と重なるので、
今年も「飛天」でなく「菩薩」を…と思ってたんだけど、
イマイチ気がのらず、去年の冬にペン入れ途中でやめてた「飛天」で水増し。
ま、メインは「菩薩」で。
で、これがびっくり。 いつもギリギリまで描かないから、仕上がらない作品が、3日も前に完成。(笑)


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2007年のグループ展制作秘話

秘めてません。(笑)
…どころか、忘れてしまってます。
参加したのは事実です。
描いたものは、結構ありますね。
春に試みた、切り絵ならぬ、切り文字を気に入って、いくつかに使用。
今後も使って行こうと思う。
なんといってもメリハリが違う。
今回のお気に入りはなんと言っても『降』
構図とバランス共に気に入って、一番力が入った。
後は、じつのところ数合わせ。
『降』に力を注ぎすぎて、余力がえんぷてぃ。
枚数かせぎに、CG画も5枚ほど制作。
仏画もどきに、CG。
ミスマッチが、望むところ。

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2008年春の合同展制作秘話

さぼり。(笑)
今回は参加せず。